020吉礼のいえ

■ 浮く箱

□設計から引越しまでの記録


 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:142.42㎡(51.23坪)
  • 延床面積:104.35㎡(33.81坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約1900万円
  • 竣工:2009/12
  • 施工:城善建設株式会社
  • 撮影:長岡写真事務所

 

30歳代のご夫婦と子ども1人のための住宅。
新興分譲地に立つこの住宅は、「光と風を十分に取り入れられるような家に住みたい」というクライアントの要望を満たすべく、建物中央部に吹抜けを持ったプランとなっている。また、遊び心で設けたロフトは、屋根なりの勾配天井のド真中に配置し、まるで吹抜け上部に浮く箱のようです。
デザインへの理解と配慮して頂いたクライアント、厳しい予算にも関わらず工夫して頂いた施工会社さんとまさに三者で築き上げた住宅です。

012湊紺屋町のいえ

■ 2階リビングの家

□設計から引越しまでの記録


 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:87.34㎡(26.42坪)
  • 延床面積:117.05㎡(35.41坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2100万円
  • 竣工:2009/11
  • 施工:有限会社 武田建設

 

30歳代のご夫婦と子ども2人のための住宅。
「土地探しの旅」から始まった家づくりは完成まで約2年半を費やし、今まで設計させて頂いた住宅の中で最長期間となった。それもクライアントが家づくりに対して真面目にそして粘り強く考えられていた結果でしょう。
約26坪という和歌山では狭小地と言われる敷地と建てこんだ周辺環境から1階にピロティを設け、2階にLDKを配置したプランは薄暗くなりがちな日常生活の場に光と風を取り込むことができます。各部分の工夫は、見学して頂いた「北勢田のいえ」を踏襲し再現した。
ナチュラルでシンプルな空間でクライアント家族の新しい生活がまた始まります。

025中黒のいえ_計画

■ 分譲地に建つ2階リビングの家

 

  • 敷地面積:145.11㎡(43.90坪)
  • 延床面積:123.39㎡(37.33坪)
  • 構造規模:木造2階建て

 
新興分譲地での住宅の計画。
ある程度の敷地の広さを確保できる分譲地ですが、よく考えると周辺は家ばかり。当然人の目線など同じ高さになってしまい、結局はカーテンや雨戸を締めきったり、せっかく庭に作ったデッキにもあまり出なかったりして・・・。
だったら、思い切って2階リビングってのはどうでしょう?というのが、この住宅の計画。
メリット・デメリットははっきりしますが、合理的で自分たちの空間ができると言うのは、とても良いと思うのですが。

018湯浅のいえ_計画

■ 吹抜けのある家

 

  • 敷地面積:183.94㎡(55.64坪)
  • 延床面積:118.84㎡(35.95坪)
  • 構造規模:木造2階建て

 
吹抜空間をもった住宅の計画。
キモチのイイ空間を演出するためのひとつの手法である吹抜を採用し、一体空間を構成しています。
醤油の街として有名な湯浅ということで、遊び心もあって醤油の色を外観の差し色としています。白と醤油の色がモダンな雰囲気を出しています。

015今福のいえ

■ 和みの家

「ようこそ!私の森林へ」コンテスト2008 優秀賞 受賞
□設計から引越しまでの記録


 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:85.91㎡(25.99坪)
  • 延床面積:79.50㎡(24.05坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2400万円
  • 竣工:2009/1
  • 施工:有限会社武田建設

 

30歳代のご夫婦と子ども2人のための住宅。
良質な木の家を建てたいとのご要望から、土地・建物の大きさは必要最小限に抑えて、構造や住み心地に妥協は一切していません。現代の生活に馴染むように計画しながらも、ご主人の生まれ育った京都の町屋をイメージし、美しく「古美る」ことを意識しています。

008大黒柱のある家

■ 家族の中心

□設計から引越しまでの記録


 

  • 所在地:岩出市
  • 敷地面積:188.43㎡(57.00坪)
  • 延床面積:131.25㎡(39.70坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2600万円
  • 竣工:2009/1
  • 施工:有限会社 武田建設

 

30歳代のご夫婦と子どもさんのための住宅。
この家の特徴は、広いLDK空間にある一本の大黒柱。大黒柱は日本家屋の中心的な存在として家を支える柱の意味で、<一家の大黒柱>と擬人化して家族の中心であるおとうさんを示すことは昔の話。でも、その大黒柱を家の中心に配置して、クライアントの家族像を表現しています。
紀州熊野材を大工の木組みで行い、シンプルでナチュラルな空間は楽工舎デザインの象徴的な住宅である。

019中島のいえ_計画

■ 趣味のバイクと暮らす小住宅

 

  • 敷地面積:183.94㎡(55.64坪)
  • 延床面積:118.84㎡(35.95坪)
  • 構造規模:木造2階建て

 
市街地に建つ小住宅の計画。
限られた敷地へコンパクトにまとめた住宅を配置しているが、リビングから趣味のオートバイを眺めることができる車庫をも併せ持っている。
室内は落ち着いた空間を演出するためにダーク色でまとめたり、畳敷きのリビングは和の伝統を重んじている。

006和泉のいえ

■ 質実剛健

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:和泉市
  • 敷地面積:222.13㎡(67.19坪)
  • 延床面積:104.33㎡(31.56坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2200万円
  • 竣工:2007/11
  • 施工:有限会社 武田建設

 

30歳代の夫婦と女の子2人のための住宅。
敷地は国道沿線から一本入った場所で、分譲地が近くにあるが、比較的周辺環境は良いところ。そういう敷地に木の家を建てることになりました。
この家は「質実剛健」をコンセプトに家づくりを始めました。木の家を求めて様々な情報を得ていたクライアントと木の家の特性を十分に活かしながら構造、内外装から設備に至るまでの材料を十分吟味して選択し、カゾクが生活するのにホントに必要なモノ以外は剥ぎ取りました。