056鳴神の改修

■ natural conversion

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:和歌山市
  • 延床面積:96.94㎡(29.32坪)
  • 改修面積:96.94㎡(29.32坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約1200万円
  • 竣工:2014/9
  • 施工:城善建設株式会社

 
30歳代のご夫婦と子ども2人のための住宅。
クライアントは当初よりリノベーションに興味があり、そのため中古住宅を探されていました。
住みたい地域と間取り・外観など検討要素を絞って探した結果、手ごろな住宅が見つかりリノベーションの検討に入りました。
新築とは違い、既存建物での新しい提案はなかなか難しいものはあったが、クライアントとの打合せの中で予算も含めて『やりたいこと』『完成イメージ』を共有することができた。
敷地は約50年前に分譲された住宅街。住まわれている人の年齢層も随分と高齢になっており、空き家も目立つ。
予算のこともあり、外部はメンテナンスを兼ねての塗装替えのみ。内部は、左官塗りの壁やモザイクタイルを貼った壁に、無垢のフローリングをオリーブ色でエイジングを施したようにしている。また、クライアントの好きな家具や器具に合わせて室内の配色を考えているので、家具が入った状態が完成なのですが、今後気に入ったものをじっくり吟味して購入されていくとのこと。もしかすると当初からの想定をいい意味でひっくり返してくれるかも知れませんね。
住み前、住んでからも家を愉しまれるクライアントのセンスが心地よい。

040n・D

■ コートハウス

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:386.76㎡(116.99坪)
  • 延床面積:144.57㎡(43.73坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約3100万円
  • 竣工:2014/5
  • 施工:株式会社匠アトリエフォー

 
ご夫婦と幼い息子さんの3人が住む家。
敷地は古くからの集落が建ち並ぶ場所だが将来は分譲地に開発されていきそうな周辺環境。クライアントからは多種多様な要望を頂いたが、そのどれもが明確な意図があってのことで、家づくりに対して非常に熟慮して依頼を頂いたようだ。
具体的には、『木の温もりを感じつつ、全体的にスッキリとまとまったもの』『季節を感じつつ家族友人と楽しめる中庭があれば良い』『できればシアタールームが欲しい』『家にいてもあまり外が気にならないように』とのこと。
今回のデザインは非常に難産を極めた。その甲斐あってクライアントとも満足いくデザインになったと思う。
まずは中庭の取り方。建物でグルリと取り囲む方式ではなく一部高い塀を利用してのコートハウスにしている。これは外観のデザインとして大小二つのハコを微妙にずらして配置することで変化を持たし、一部板塀とすることで質感の変化も期待した。この大小二つのハコの『間』にデッキを配置し、中庭を形成している。中庭デッキには約1.8mの深い軒があり、雨の日でも濡れることなく外に居ることができる。またそれぞれのハコの大きな窓に面しているので、外と中とのバッファゾーンとして中庭が存在することになる。
内部空間としては、基本的に平屋構造としているが、一部半地下の書斎と中二階のシアタールーム、それぞれに面しているリビング空間の吹抜けが特徴的で気持ちのいい空間構成になっていると思う。リビングと和室は繋がっているが、『にじり口』のイメージで少し頭を屈めて入ることで、非日常的な空間に仕上げた。もちろんこの和室も中庭に面している。
n・Dとは、数学で個数を表す記号『n』と、方向を意味する『Direction』の造語。多様な方向性に対応できることをテーマに命名しました。

044ノマド

■ 自由な居場所

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:紀の川市
  • 敷地面積:511.54㎡(154.74坪)
  • 延床面積:112.62㎡(34.07坪)
  • 構造規模:木造平屋建て
  • 工事費:約2400万円
  • 竣工:2014/3
  • 施工:城善建設株式会社

 
ご夫婦と生まれたばかりのお子さんのための家。
敷地探しから家づくりが始まり、のどかな田園風景の土地はご要望通りの家でゆっくりくつろぐには最適な場所。そんな敷地に『夫婦仲良く暮らせること』『お互いのプライベートは尊重しつつ、気配が感じられる空間』を計画した。
クライアントとのお話の中で、とても同意できる部分があったので、ご提案はいつも以上に自由にさせて頂いた(^○^)
南北に長い敷地のちょうど中央に建物を配置し、その二つの余白をそれぞれ別の用途の庭とした。南はパブリックで例えば来客時は食事ができたりできるよう、北はプライベートで洗濯物干場にしたりと。
内部空間は、玄関から直接リビングにアプローチし、そこから各個室、ダイニング、キッチンへアクセスする提案をした。ちょうど『漫画喫茶で中央部から各ブースにアクセス』するようにね。中央のリビングの天井は、大きなアール天井としてやさしい空間を印象付ける狙い。その空間に移動式の個室『ゲル』を設け、季節に応じて移動できるようにしている。(写真上から3段目参照)
今回の計画の中で、『居場所』というものに対して再考する機会を与えて頂いた。単にリビングで皆と一緒に過ごして、ひとりになりたい時の為の個室を設えて・・・だけでなく、ゆるやかに家族と繋がる居場所づくり。
今回は、ご主人の為の『ロフト』は籠るだけでなく、しっかりとリビングへの開口を空けてつながり、移動式『ゲル』は個室であるものの、同じ空間に居ることができる。
そんな自由な居場所、居心地の良い居場所を求めて移住する遊牧民を意味する『ノマド』と名付けることにする。

045ハタノウエ

■ 和歌山の家

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:紀の川市
  • 敷地面積:269.12㎡(81.41坪)
  • 延床面積:135.81㎡(41.08坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2800万円
  • 竣工:2013/11
  • 施工:有限会社武田建設

 
20歳代のご夫婦と子ども1人のための住宅。
クライアントと施工会社の担当の方が古くからの友人ということもあって、今回は設計アドバイザー兼監理者としての立場で設計させて頂きました。初めての試みでしたが、まさにクライアント+施工+設計の三者が一つになっての設計作業となりました。
敷地は、のどかな田園風景が南に広がる場所。そこに広めの土地を購入されたクライアントは、和の空間を希望されました。『どちらかというと、家というより旅館的な空間にしないなぁ』というコトバが印象的でした。
十分に余裕のある敷地の北側に建物を配置し、庭や4台分の駐車場もゆとりをもってレイアウトできています。外観は、瓦屋根にくしびきの佇まい。深い軒や化粧柱が和の質感になり、少し長めのアプローチの下屋がより雰囲気を醸し出しています。
内部は、紀州熊野材を使った化粧梁を随所に見せることによって、力強くも温かな印象を与えてくれています。2階の寝室には、和歌山県龍神で漉かれた『龍神和紙』を使用し、紀州材とともに和歌山の家の要素になっています。また2階の個室群が並ぶ間にある廊下には大容量の本棚とかわいいモザイクタイルの水場を設けることによってカフェコーナーとしても機能しています。
工事中にお子さんが誕生し、3人になった家族。新しい家で新しい生命が育っていくのがとても楽しみです。

032ニコ

■ ふたつのハコ

□設計から引越しまでの記録

 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:364.56㎡(110.28坪)
  • 延床面積:123.42㎡(37.33坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2500万円
  • 竣工:2012/9
  • 施工:中平建設株式会社

 

30歳代のご夫婦と子ども1人のための住宅。
広い変形敷地での住宅。南に幹線道路、西に里道・高い倉庫、北には生活道路と長屋、東にはガソリンスタンドとお世辞にも良いとは言えない周辺環境。そこに、変形敷地という難題。これは、とてもやりがいのある計画でした。
当初は変形敷地の半分を使っての計画でしたが、打合せを重ねるにつれ将来の計画も踏まえて敷地全体を利用することとなった。直交するカドがないので、あえて『ふたつのハコ』を辺に沿って並べて、風の流れや光の採り方を検討しつつ、必要諸室を配置し現在のプランに至った。
正面の『小さいハコ』には、水廻りや和室を備えた平屋建て。奥の『大きいハコ』には、LDKや個室を備えた2階建て。それぞれ大きさの違う『ふたつのハコ』の屋根にも変化を与えバランスをとるようにした。
変化のある『ふたつのハコ』が並んで建っている様子と、クライアントのご子息がいつも打合せの時にニコっと笑ってくれていた記憶を残せるように『ニコ』と名付けさせていただきました。

031弘西のいえ

■ 丁寧な暮らし

□設計から引越しまでの記録


 

  • 所在地:和歌山市
  • 敷地面積:166.31㎡(50.31坪)
  • 延床面積:119.64㎡(36.19坪)
  • 構造規模:木造2階建て
  • 工事費:約2700万円
  • 竣工:2012/5
  • 施工:有限会社武田建設

 

30歳代のご夫婦と子ども2人のための住宅。
『「光・風」を家の中にいても自然に心地よく感じられる』『なるべく人工的なモノに頼らず、自然の力を活かした家にしたい』『シンプルでナチュラルな中にも上品さがある家に丁寧に暮らしたい。』と夢を語ってくれたご家族。
その「丁寧に暮らしたい」という言葉がとても印象的でした。
想いをカタチにするために、建物は和を意識したシンプルな構成としました。外観は周辺環境に配慮しつつ、華美な装飾やデザインをせず切妻屋根とし、色彩も落ち着いた雰囲気を醸し出せるような配色にし、内部はオープンなプランを基本とし、良質で気に入ったモノに囲まれて暮らせるようにできる限りナチュラルな空間にしました。
紀州熊野材を使用した梁や柱を化粧材として見せ、木の温もりがある空間にし、大工の手加工、断熱などにもこだわった想いをカタチにした家でもあります。

034くのジ_計画

■ 家族が一緒に料理する休日

 

  • 敷地面積:169.34㎡(51.23坪)
  • 延床面積:115.72㎡(35.01坪)
  • 構造規模:木造2階建て

033BlueBox_計画

■ 小さくても豊かな空間を。

 

  • 敷地面積:120.01㎡(36.30坪)
  • 延床面積:74.12㎡(22.42坪)
  • 構造規模:木造2階建て

 
ローコスト住宅の計画。
ローコストでのご依頼に対してご提案したのが、「小さくても豊かな空間」であること。
シンプルな吹抜のある空間に色のエッセンスを加え、空間と色彩とでメリハリを設けたことで、小さくても豊かな空間を実現しています。
延べ床面積を20坪前後ながら、家族3人が十分に暮せるこの住宅。きっと「豊かな生活」が送れることでしょう。